15/01/06

大変ご無沙汰しております。
先程お世話になりましたサーチ様からサイトデータを削除して参りました。
書き途中、直し途中のお話は完成させたい気持ちはあるものの、延々放置するのもよろしくないなと思い、一次創作も二次創作も絵も文もごっちゃにまとめた自サイトに収納することにしました。

4356は忘れた頃にひっそりと更地に戻ります。
今迄お越し下さった方々、感想くださった方々、読んだよ! とぽちりしていただいた方々、本当に有難う御座いました。


13/01/14

真冬のナイトメアとっても楽しかったですお疲れさまでした!
ナイトメア・カフェは結果911位でした。
おかげでNPいっぱいいただいたけど大ボス賞は今回も逃しました残念っ!

楽しみにしていた人気投票の結果よ!
気になるアイツ、一位はなるほど納得のチェシャ猫でした。
7thBVで頭がいっぱいの私でしたが、よく考えればそうだよね。チェシャ猫がいた!!
しかししかし二位に初代さま! そんなに上位になるとは正直思っていなかったので吃驚でした。
おおおおお世のNPファンの同士は初代さまのことを気にかけていらっしゃるのねと思って嬉しいです。うふふ

ナイトメア・カフェ。
掃除ばかりに取り組んでいたら7thBVキャラばかりがお客に現れてくれました。
各々の組み合わせと台詞にとっても妄想を掻き立てられました。遠島さんと香住くんもおつかれさまー。
ほっと一息ついている叔父さんとか、レポートしてる萩間くんとかもすきー。

******

「ねぇフレディ、素敵なお店を見つけたの」
書類に埋もれた机から顔を上げると、お気に入りの赤いワンピース姿のレナが立っていた。
「へぇ、何の店なの?」
「“ナイトメア・カフェ”っていうカフェで、この前アーウィンとひと休みに寄ったんだけど、とっても雰囲気が良くて、お茶が美味しくて、ケーキも……それで、えぇと……」
嬉々として語るレナが、ふと我に返ったように口を噤み、ちらと机を一瞥した。
机の上には積りに積もった仕事の山ができていた。書斎に缶詰になっていたのを心配して訪れてくれたのだろう。息抜きにお茶にでも、と誘いに来てくれたのかもしれない。だが、見てすぐわかる忙しさに配慮してか、レナはもじもじとしている。その気持ちが嬉しくてにっこりと笑む。
「いいね。俺も行ってみたいな! ちょうどひと休みしようと思ってたんだよね」
うん、と伸びをして席を立つと、花が開くようレナは顔を綻ばせた。

***

「ここはマシューの奢りだからね」
席につくなり、リズは鼻歌でも歌い出しそうな上機嫌のままさらりと告げた。
あんまりスマートに言うものだから、咄嗟に反論するあたまもまわらずオレはこっそりと財布の中身を確認した。
「結構、ひと入ってんなー」
注文を済ませ、気を取り直して周囲を見渡してはみたものの、混雑してはいてもクラスメイトの姿は見つからなかった。
きょろきょろするうち、ひとりのウェイトレスに目が留まった。
所狭しと世話しなくフロアを行き来する彼女の、注目すべきはその腕。
肘から先の腕に載せた丸盆の上に、熱々としたコーヒーカップが六つ。
更にその上に四つ。そして、更にその上に一つ。
三段重ねの不安定な盆を片手に、混雑した店内をすいすい歩きまわる三つ編みのウェイトレス。
……あれが接客のプロというやつなのだろうか。感心しながら眺めていると、目が合った。
「はい、ホットコーヒーだ……ですね」
「あ、はい」
三つ編みの彼女は仰々しく頷くと、三段目……ではなく、何故かに段目のソーサーに手をかけた。
何故そこから?!
零れる!! と思って身構えるものの、絶妙なバランスを保ったままホットコーヒーが俺の目の前に置かれた。勿論、腕の上の他のコーヒーは無事だった。
「あ……、ありがとう」
「うむ」
もう一度頷き、彼女は何事もなかったかのように行ってしまった。
あれはああいうサービスか何かなのだろうか?
拍手のひとつでもしたほうが良かったのだろうかなどと思いながら、俺は背を見送った。

***

空になった盆を人差し指の先に乗せ、悠々と帰ってきた遠島にまず怒号を一発。
「遠島! 危ないことはするなってさっきも言っただろ! お客さん吃驚してたぞ!」
「む。こぼしたりひっくり返したりはしてないぞ。それどころか拍手をもらえるようになったんだ」
「威張るなっつの!」
遠島はふふん、と胸を張る。彼女は数日間のバイトでモノを運ぶ技術がおそろしく上達した。
上達しすぎて、何やら方向性を誤っている気がするのは決して気のせいではないだろう。
幸いなことに、いっそそういう演出なのだと都合よく勘違いをしてくれる客が多い。
だがしかし! 何かあってからでは遅いのだ。
フロアに気を配りつつ、遠島からも目が離せない。
自分の気苦労は付きそうにないのだが、当の本人はそれを知る由もない。
もう一言、お小言を言っておこうとしたところで店のドアベルが鳴った。お客だ。
「いらっしゃいませ。……二名様で宜しいですか? ……――」

***

ベルの音に目をやると、レナの姿が見えた。
「レ……」
思わず声を掛けようとして、留まる。
レナの後ろにもうひとり、灰色髪の小さな紳士、フレディの姿が見えた。
二人でデートかしら?
「ん、どうかしたのか? リズ」
会話の途中で急に黙った私に、マシューは怪訝そうに首を傾げた。
一体いま何の話をしていたのだったかすっかり頭から跳んでしまった。
ドアに背を向けているマシューは二人が来店したことに気付いていない。
レナと二人でこの店に来たときの話を幸せそうに語っていたマシュー。彼に二人の仲睦まじい姿を気付かせてはいけない気がする!
ああ、マシュー! 私は妙な使命感に燃え上がっていた。

***

「へぇ、結構混んでるんだね」
「そうなの。最近オープンしたばかりだと思うんだけど、最初は本当に数人しかいない隠れ家みたいなお店だったのよ」
「うん、店の感じとかねえちゃん好きそうだよね。パンかな? 良い匂いがしてる……」
「そうそう。パンもとっても美味しいんだけどね、オススメはー……」
短髪の兄ちゃんに注文を済ませ、レナの話に耳を傾ける。
ふと、レナの頭越しに見知った顔を見つけた。
あれは、ねえちゃんの友達の……。それから、背中しか見えないけど、あのパーカーは……。
こちらに気付いた風のリズは、はっとした表情で首をぶんぶんと横へ振った。
よくわからないけど、気付かれたくない理由があるらしい。
小さく頷いて返すと、ほっとしたようにマシューのほうへ姿勢を正すのが見えた。


13/01/01

2013
新年明けましておめでとうございます。
昨年は『4356』へお越しくださいましてありがとうございました。
変わらずののらりくらりっぷりだと思いますが、今年もよろしくお願いいたします。
忘れたころにちょこちょこと何かしらの小話が増えている感じでいきたいです。
早々に言うのもなんですが引きこもり万歳! 壁打ち万歳! 今年も好き勝手やります。

まー私事になりますが、近々結婚することになりました。準備に追われる日々です。
ドレス選び等々でも、自分に似合うものを探すというより、創作キャラに似合うものに目が行ってしまうのは仕方がないですよね! 私事おわり。

真冬のナイトメア、気になるアイツ部門へは初代さま一択で票を投じ続けました。
あとは守られたい部門と華麗なる脇役部門……?
順当に行けばフレディに守られたいけども、あえてマシューを選びたい! 『if』の衝撃の大きさよ!


12/12/29

流石は年の瀬。最後の最後で追い込まれてしまった!

はじまりました『気になるアイツ』部門!!
ひおは全力で初代さまに票を投じます。

ナイトメア・カフェ、レナとフレディだけでなく、アーウィンも加えて三人で来てくれるようになりましたっ
萩間はレポート書きにきてるけど、浅葱さんをまだ見かけておりません。
接客レベルをちっともあげていないからなのかしら。


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